新型コロナウイルス感染症『SARS – CoV-2』武漢(ぶかん)肺炎
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河野 太郎 on Twitter
10:44 PM · Apr 24, 2021
https://twitter.com/konotarogomame/status/1385952753483083785
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2021.04.24
高齢者のワクチン接種をする前に医療従事者へのワクチン接種を済ませた方がよいのではないかというご質問がありました。
ファイザー社のワクチンは、連休明けから毎週約1000万回分ずつ日本に供給されます。
そうなればワクチンの供給量の心配はなくなりますから、自治体には全力でワクチン接種を行ってもらえます。
連休明けに、各自治体にフルスピードで接種を行ってもらうためには、それまでにしっかりとした準備が必要です。
アメリカでもワクチン接種の立ち上げ時にはさまざまな混乱が生じ、ワクチンの解凍が手順通りにできず多数無駄にしてしまったこともありました。
知事会、市長会、町村会などから、自治体のワクチン接種は、いきなり全力疾走し始めるのではなく、さまざまな手順やシステムを確認できるように、ゆっくり立ち上げてほしいとの要望をいただいています。
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ワクチンの配送システムや接種記録システム、予約システムがそれぞれの自治体できちんと動くか?
自治体や医療機関がそれを使いこなせるか?
マイナス70度で冷凍されているファイザー社のワクチンを手順通りに解凍して、生理食塩水で規定の濃度に希釈して注射器に取ることができるか?
予診にどれぐらいの時間がかかるか?
接種する腕の上部を出すのにどれぐらいの時間がかかるか? 等々
自治体や、医療機関が、あらかじめ確認しておかなければならないことがたくさんあります。
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そこで、知事会などの関係団体と、高齢者のワクチン接種はゆっくりと立ち上げようと合意しました。
そして、4月12日から各都道府県でワクチン一箱、975回分で接種を立ち上げました。
4月12日の週には各都道府県に五箱ずつ、4875回分、4月19日の週にも同じく4875回分を配送し、少しずつ対象自治体を拡げて、さまざまな手順やシステムの確認を行ってもらっています。(人口の多い東京都、大阪府、神奈川県は、二箱、十箱、十箱ずつです)
その後、4月末までに1741の全ての市区町村にワクチンを一箱ずつ配送して、準備を整えてもらいます。
ゴールデンウィーク中に接種をする自治体もありますが、多くの自治体ではワクチンの大量供給が始まるゴールデンウィーク明けにあわせて、本格接種が始まります。
全ての医療従事者が接種し終わるまで、高齢者の接種を始めないで待っていると、そこから高齢者接種を手順の確認をしながらスタートすることになり、ファイザー社から毎週1000万人分のワクチンが到着しているにもかかわらず、高齢者の接種が遅れることになってしまいます。
医療従事者の優先接種は、2月から始まっています。
3月末までにファイザー社から供給された約250万回分のワクチンは、全て医療従事者へのワクチン接種のために都道府県に分配されています。
ここでいう医療従事者には、医師、看護師の他、薬剤師、歯科医師、医学生、自治体の救急隊員、自衛隊や海上保安庁で緊急搬送にあたる隊員、病院でのさまざまなスタッフが含まれています。
都道府県は、最前線で新型コロナウイルス感染症の患者の治療に当たる医師や看護師、ワクチン接種にあたる医師や看護師等を優先して接種するように、ワクチンを都道府県内の医療機関に分配しています。
4月20日時点で、都道府県に分配された250万回分のワクチンの内、220万回、分配量の87%が接種されています。
80万人の医療従事者が2回の接種を完了し、140万人が1回目の接種を済ませています。
また、4月12日からの二週間で、280万回分のワクチンが都道府県に分配されています。
このワクチンで約40万人の医療従事者がワクチンの2回接種を完了し、それを入れて約400万人の医療従事者が少なくとも一回のワクチン接種を行うことができます。
都道府県と医療機関で、しっかりとコロナの治療やワクチン接種にあたる医療従事者への接種が速やかにできるように、調整して配分してもらっています。
高齢者のワクチン接種にあたる医療従事者のうち、ワクチン接種が終わっていない人については、高齢者用に配送されるワクチンを使うこともできます。
このワクチンは二回目の接種後に、副反応で3割から4割が38度ちかく発熱することがわかっています。
そのため、新型コロナウイルス感染症の治療に当たっている医療従事者は、二回目の接種をずらしたり、少人数ごとに日を分けて接種するということを行っています。
そのため、新型コロナウイルス感染症の患者が増えている都道府県の病院では、接種が遅れていることがあります。
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