米韓連合司令部が有事の際に司令部として使用する地下シェルター「CPタンゴ」の位置と地上構造が、グーグルアースによって明らかになり、大きな問題になっている。

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この写真は2010年に撮られており、ヘリポート2か所と主な地上構造物全体が含まれている。高低差などの周辺地形まで確認することが可能だ。さらに驚くべきことは、グーグルアースは地図上に「CPタンゴ(Command Post Tango)」と明記しており、関連リンクまで添付していた。

CPタンゴはこれまでずっと極秘にされていたが、2005年に当時のライス米国務長官が訪韓したことから、その存在が明らかになった。だが、今もなお極秘事項に属している。韓国軍関係者は、グーグルアースが韓国の軍事機密を暴露した形になっているが、米国にはこれを規制する法律がなく、対応に苦慮しているとし、「地図上に極秘施設の名称が明記されていることは深刻な問題。事実を確認して対策を検討する」と話している。