IOCの責任やモラルを問うどころか、喜々として平昌との共同開催を日本で推し進めていこうとする黒幕が日本には存在する。それは平昌の広報大使、金妍児を支援したものであり[4]、金妍児をサポートするために浅田真央の対する偏向報道を徹底的し[5]、フィギュアスケートの採点について説明することをメディアで規制して[6]、冬季五輪の花形競技、フィギュアスケートがもっていた、本来のスポーツ競技としての魅力を徹底的に歪めてしまった黒幕だ。彼らは、早くからスポーツマフィアとしてオリンピックビジネスに早くから君臨し[7]、私欲を貪るIOC委員のよき理解者であり、ソウル五輪のときから隣国とのよき「パートナー」でもある[8]。そしてもちろん、あの悪名高い、ワールドカップ日韓共同開催を導いた黒幕だ。

多くの人にとって、オリンピックはテレビで観戦するものだ。だから、テレビメディアがオリンピックビジネスと、切っても切り離せない関係であるということは分かる。しかしながら、テレビメディアによる報道規制と、オリンピックビジネスが、同じ黒幕の手によって完全に掌握され、ここまで密接して操られている国は、世界広しとも日本にしかない。日本人のオリンピック好きは完全に黒幕によって演出されたものだ。だがもういいかげんに黒幕による演出から、自由になるべきだ。平昌がどこ都市と共同開催するにせよ、燦燦たる開催国の状況を、メディアは覆い隠せなくなるだろう。同時に、オリンピックがもはやオリンピック憲章で記載されている美徳とはほど遠く、私利私欲に正気を失ってしまった人々による、独裁的なショービジネスであることも自明になるだろう。