民主党は「消費税をアップしろ」と自民党に迫っていた。中核派との関係が疑われている枝野幸男も、2014年10月22日、テレビに出演して「約束通り進めることがベストだ」と消費税10%アップを安倍内閣に強要していた。

ところが、選挙が決まる直前になると、民主党はいきなりコロリと立場を変えて、消費税の延期はやむを得ないという言い方に変えた。

なぜか。「消費税を予定通り増税しろ」という意見のまま選挙戦に入ると、選挙に不利だからである。

日本の国益のために消費増税が重要だと心から思っているのであれば、それを堂々と選挙で訴えればいい。

もし、本当にそうしたのであれば、選挙に負けたとしても、それなりに気骨のある政党だったかもしれないという評価もあったかもしれない。

ところが、民主党は選挙に負けそうだからと意見と態度をコロリと変更させた。やはり今も昔も「口だけの政党」という体質は、まったく何も変わっていないのである。

こんな政党がまだ組織として生き残っているということ自体がおかしい。

今回の選挙では民主党が敗退するのは当然だが、この政党が50議席以上を獲得するのであれば、日本はまだ安心できないだろう。20議席以下の政党に、さらに言えば5議席以下の泡沫政党にしなければならないのである。

日本史上最悪の政党である民主党を追い込めるかどうかは、2014年12月14日の選挙にかかっている。今回も、民主党を落とすための選挙である。

うまくいけば、あと数日で日本人は民主党をこの世から一掃することができる。