安倍首相の戦術勝ちです。しかし、私はあえて左派リベラル側の問題に注目したいと思っています。民主党政権が失敗したのは、マクロ経済政策の知識が決定的に欠けていたことにあると思います。もっと厳しく言えば、「日本の左翼にはイノベーションがない」という問題です。
https://twitter.com/KujiraokaH/status/544338166560219137

民主党などはアベノミクスを「新自由主義だ」と批判しました。うちの紙面でもそういう論調の記事が多く見られました。社内の議論でも、多くの先輩らがそういう認識を持っていました。
https://twitter.com/KujiraokaH/status/544338534912360448

アベノミクスは新自由主義ではありません。アベノミクス3本の矢の大規模な金融緩和、(景気に対応する)機動的な財政運営はケインジアン政策です。市場は失敗するのだから、政府が介入しなければならない。労使交渉に任せるのではなく、政府が賃上げに取り組む。欧米では左派の政策そのものです。
https://twitter.com/KujiraokaH/status/544338966535602176

それを日本の左派は「新自由主義」などと批判する。安倍首相にとって、見当違いな批判は痛くもかゆくもありません。確かに、所得再分配政策は足りないかもしれませんが、それは分配政策に限った話であって、マクロ政策は明らかにケインジアン的なのです。
https://twitter.com/KujiraokaH/status/544339416018202624

朝日新聞を含めて、左派リベラルが見当違いの批判を繰り返す。ここに、日本の左派リベラルの知的怠惰が垣間見えます。「お馬鹿」で「見当違い」な批判を繰り返しているうちに、安倍首相に「賃金が上がった」「景気は良くなった」と追い詰められていった。それが実態ではないでしょうか。
https://twitter.com/KujiraokaH/status/544340364111261697