@masa_koz:
小選挙区制で政権交代をそこそこの頻度で起こすには,当選・落選が頻繁に切り替わる必要があるはずで,すると落選候補者は次も立候補して雪辱を目指すのが大原則かなと。にも拘らず今回,民主党の候補者に不足が出たのは,優秀な落選議員に見限られちゃったのでしょうか。

@takehiroohya:
見限った、体力(特に経済力)が持たなかった、勝ち目がないと判断された、などのパターンでしょうか。人生をきちんと抱えられるか、という話に結局はなるのですが。
RT @masa_koz: 優秀な落選議員に見限られちゃったのでしょうか。

こういう話。物理的な収入と、次は勝つという希望と、尊厳。これが保証できないと「それなりの人」は逃げていく。
>消費されていく国会議員たち――落選者はいま – 薬師寺克行|WEBRONZA – 朝日新聞社 http://webronza.asahi.com/politics/articles/2013032100007.html

当たり前だけど、二大政党制というのはスペアを入れて政治家を議員数の2倍用意しておくという制度で、社会全体としてそのコストを負担しなくては回らない。たぶん比例代表や中選挙区より「スペア」を多めに持つ必要があるので、高価な制度。それを支えるという意思が、日本社会に本当にあったのか。

アメリカだと「スペア」の人たちはシンクタンクや大学、企業の経営陣や(法曹の場合)ローファームに回って食べている。そういう枠が日本社会にどれだけあるか、むしろ「大学改革」で削ったりはしなかったか。

このあたり、政治家としてやったことが返ってきますという話でもあって、在任中に高等教育を重視して取り組みを進めてくれた鈴木寛氏には、落選後も大学業界からいろいろなオファーが出たわけですよ(まあご本人も学者肌のところがある)。単に首切って喜んでた連中にそういう目は見せねえからなと。

や、まあ社会全体として政治セクターにあまりカネかけたくないと決めるなら、安定的・反映的な(ダイナミックでない)制度を設計すればいいだけのこと。たぶん55年体制に似た何かになるけど。 日本のさまざまな制度は「貧乏国家」としての出自に深く呪縛されている、と私は最近よく言っている。