教員への現金支給基準については、全て教員側に委ねられ、実態がどうなっているのかPTAに学校が開示したこともこれまで二十三年間一度もなく、幾ら、どのような基準でそのPTA会費からお金が払われているのかという基準も全く明文化されていなかったということです。支給は現金を預かっているPTAの会計責任者が学校からの申請に一〇〇%応じる形で先生方に現物支給、そしてお金が出されて判こが押されると。

このA校においてこの問題が問題視されまして、保護者の求めに応じて先日三月一日に初めて進路手当一覧表なるものが出されました。前日まではそれは存在していないと学校側は説明していたんですが、急遽その進路手当一覧表なるものが学校から提示されました。

(小坪補足:ここで「何らかの交渉」と「介入」があった模様。何かな?)

その内訳いわく、早朝講座一回やると三千円、それから早朝テスト監督千五百円、補充という教科千円、遅刻指導千円、放課後の授業六十分三千円、九十分四千五百円、夏季講座九十分三千円、小論文個別指導三千円、模試監督千円という形で、PTAの納めた会費から何とそのまま教員に言い値でお金が裏手当として出ているという事実が保護者の告発によって私に寄せられたわけです。

今回、その証拠となる学校提出資料や、そしてようやく学校側が公開した収支報告書もこの決算委員会に出して国民の皆さんにこれはおかしいんじゃないですかと示そうとしましたところ、民主党の理事は、まず、どこの学校なんだ、誰が持ち込んだ、誰が持ち込んだ資料なんだと。

(小坪補足:誰だったんでしょうね。当然、僕ですよ。)

この保護者は自分の子供を人質に取られているようなものなんですよ。しかし、こういう不正が行われていたら、これは看過できることではない、その思いで、勇気で今具体的な資料を私のところに届けたわけです。それに対して、日教組、まあ日教組王国ですよ、沖縄は。まさに日教組問題でもあるんですよ、この手当の問題、裏手当の問題というのはね。主任手当拠出金事業とほとんど変わらないんですよ、構造が。それにもかかわらず、その資料をこの決算委員会に証拠資料として出すことは拒むと。誰が出したのか教えろ、どの学校なのか教えろと、そういう形の因縁を付けて組織ぐるみで隠蔽しようとしていると。