青山繁晴
「これは現在の原子力規制委員会が去年の10月に出した、正式な報告書です。えー、そこにたとえばですね、これちょっと映らないかもしれないけど、ここに、えー、要するに、地震の影響によるものとは考えられないってことがですね、ここですね、こうたくさん書いてあるわけですよ。つまりこの原子力規制委員会の、正式な報告書で、地震で壊れたんじゃなくて、その、津波によって、こう電源が失われたんだってことがここに書いてあるわけですね。で、これは、あとでもう一度考えますが、じゃあその再稼働について何を考えなきゃいけないのか。原子力規制委員会が地震地震って言ってるでしょ。自分で地震じゃないと言いながら、地震地震って言ってるのはどうしてかってことを、このコーナーの最後で考えますが、プラス、まず、津波でもないっていうのはどういうわけかというとですね、要するにさっき見ていただきましたね。僕の話全部つながってるんですけど、津波が直撃して、直接壊されたのは、海側にあった補助建屋や、燃料タンクや、そこにいた巨大トレーラーが吹き飛ばされたんであって、それらが吸収してくれて、津波は、この原子炉建屋については、浸み通っていっただけなんですよ」