こんなバカなことがあって、たまるものか。
 
トモダチ作戦の立案者の一人、日本国民として極めて恩のある人物が、捏造報道に振り回されている。

冒頭に述べておくが、ロバートは私の友人である。
彼が、窮地に立たされ苦しんでいる。

博士号を有しており、ロバート博士と呼ばれる。
米海兵隊に所属しており、いわゆる幹部・高官に分類されるのだろう。
知らぬ方も多いと思うが、その経歴を聞けば「ああ、あの人か」と思い出す方も多いはずだ。

<ロバートの功績>
皆様にはこう紹介したほうがいいだろう。
トモダチ作戦の立案者の一人であり、仙台空港の尋常ならざる復旧、あの立役者。

空港復旧に際しては、日本国内にもつ様々な人脈を駆使し、建設重機をかき集めた当事者。
また、復旧においても海兵隊の初動が随分と速かった、円滑であったことは記憶に新しい。ロバート博士は堪能な日本語能力を活かし、多くが英語しか話せぬ海兵隊において、被災者の支援・生存者の救助活動を円滑化させるため不眠不休で通訳を行った。

彼なくして、仙台空港の、あれほどの速さの復旧は達成できなかった。
物流のライン、支援物資を入れるため空港の復旧が急務であった。
初動段階から極めて円滑な体制が構築できた。
救われた命は、どれほどの数だろう。私は彼の尽力、その功績は極めて大きかったと言わせて頂く。
当然ながら震災直後より現地入りしたメンバーである。
それがロバート・D・エルドリッチ。

私も普天間基地を直接案内して頂いたことがあり、あまりに日本語がうまく、ジョークもキレがある。
非常にきさくであり、話していると高官であることを忘れそうになる。
はっきり申し上げれば、私の友人としての認識は、「おもろいオッサン」なのだ。

とは言え、冒頭に述べたようにただのおもろいオッサンではない。
日米の友好を真に考え、日本人と共に苦楽を共にした豪傑。
これがロバート博士の本当の姿である。

非常な知日派、親日派として知られ、
左派メディアからの攻撃にあってきた。
いつものことと一笑に付すロバートの顔が脳裏に浮かぶが、
今回ばかりは、状況が異なる。

<流出犯としての断定報道>
先に断わっておくが、以下に紹介する記事は、「願望記事」「捏造記事」だと認識している。
その理由は後述する。

辺野古動画流出 在沖海兵隊幹部を処分

2015年3月20日

名護市辺野古のキャンプ・シュワブ基地内の監視カメラから撮影したとみられる映像の流出に関与したとして、在沖米海兵隊が政務外交部次長のロバート・エルドリッジ氏を処分していたことが19日までに分かった。事実上の解任処分とみられる。複数の関係者が明らかにした。海兵隊は現時点で処分対象者の肩書や氏名などを一切公表していないが、琉球新報の取材に対し「動画は非公式なルートで不適切に公開された。関係者は処分した」と説明している。

エルドリッジ氏は現在休暇中で、政務外交部には出勤していない。琉球新報は同氏の電子メールのアドレス宛てに処分に関する質問を送信しているが、19日現在、本人からの返信はない。

流出した映像は2月22日、米軍キャンプ・シュワブの敷地内に侵入したとして沖縄平和運動センターの山城博治議長らが日本人警備員に拘束される様子が映っている基地内監視カメラから撮影したものとみられる映像。

 関係者によると映像はエルドリッジ氏から県内在住の男性(51)に提供された。男性は映像を9日に動画投稿サイト「ユーチューブ」上に投稿し、一般公開した。男性は映像の入手経路について「話すことはない」と明らかにしていない。

米海兵隊報道部は11日時点で、琉球新報の取材に「その動画はわれわれの公表したものではない。投稿した本人に直接聞いてほしい」と回答し、組織的な関与を否定していた。ところが14日になって一転して「非公式なルートで不適切に公表され(流出に関わった人の)懲戒処分も行われている」と回答を修正し、内部からの流出を認めた。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240600-storytopic-271.html

<記事の読み解き>
記事の読み解きと言うまでもない。
以下の二点は、記事内において、そもそも矛盾しているではないか。
>ロバート・エルドリッジ氏を処分していたことが19日までに分かった。事実上の解任処分とみられる。複数の関係者が明らかにした。

>海兵隊は現時点で処分対象者の肩書や氏名などを一切公表していない
>エルドリッジ氏は現在休暇中で、政務外交部には出勤していない。

無理筋ではあるが、整合性を担保させようとするならば。
海兵隊としては公表していないが、海兵隊内部の人間が記者に話した、というのだろうか。
私は、そのような信頼関係があるとは思えない。

このような情報(人事情報)にアクセスできる人物が、つまりは高官だが、琉球新報に情報を漏らすだろうか。
人事情報という極めてセンシティブな内容を外部に漏洩させる、軍の高官。
ちょっと想像できない。

情報流出として処分される可能性も極めて高い上、
「軍」という組織を考えた上で述べさせて頂くと、
ありえないという考えるほうが妥当ではないだろうか。

<記事の発端>
シンプルに言おう。
昨日、紹介した動画があるが、あれが発端だ。「あの動画」を流出として「勝手に」問題視し、煽動を行っているのだ。