驚かないでいただきたい。中国に関する驚くべき情報が続く。

 「中国は昨年暮れ、軍事秘密会議を開き、沖縄県・尖閣諸島の新たな強奪計画を練り直した。中国が入手したという自衛隊や海上保安庁の最新機密情報が反映されたようだ。米国と日本は、この機密情報の流出元にも注目している」

新たな強奪計画とみられるものが今年1月、中国のネット上に流れ、6月に詳細が発覚した。東シナ海に面した浙江省温州市に大規模軍事基地を建設するものだ。

 温州市は沖縄本島よりも尖閣に100キロほど近い。中国はここに1万トン級の巡視船6隻が停泊可能な1200メートル岸壁や、ヘリポートなどを建設、大型レーダーも設置する。日本のこれまでの尖閣諸島防衛策では通用しなくなる恐れがある。

 加えて、中国が東シナ海に建設しているガス田開発用の海洋プラットホームが軍事拠点化される脅威が浮上している。

 中谷元(げん)防衛相は10日の衆院平和安全法制特別委員会で「(中国が)安全保障の観点から利用する可能性は考えられる」と、日本の新たな脅威の出現を認めた。

 韓国軍幹部の中国への情報漏えい事件。そして、中国による東シナ海での軍事的覇権の動き-。日米両国の脅威が確実に増大している。