これによると、たしかに子どもが泣いたときに放っておけばそのうち泣かなくなるが、それは「忍耐づよい、現実認識がしっかりした、かしこい」赤ちゃんになるのではなく、「困難に対して早くギブアップする」子になるということだそうです。
泣いたときに放っておくのとすぐに相手をするのとどちらがいいかという議論があって、40年ほど前にヨーロッパで比較実験が行われたそうです。何年にもおよぶ追跡観察で明らかになったのは、「泣く→無視する」ということを行った赤ちゃんは、ちょっとした困難をすぐ回避しようとする、困難を克服するための努力をすぐ放棄する子どもに成長し、また周囲の人や世界に対する漠然としたしかし根深い不信感と自分にたいする無力感のような感情を持ってしまったということです。逆に、「泣く→相手をしてもらえる」ということを体験し続けた赤ちゃんは、自分をとりまく周囲の人や世界にたいする信頼と、自分にたいする基本的な自信の感情が育まれてくるのです。
つまり、赤ちゃんが泣くの親が無視するということは、赤ちゃんの「環境に働きかけても無駄」という認識を強化していることにつながってしまうのです。
そういうわけですので、子どもが泣いたときには、子どもが自分の力を試しているんだと思い、できるだけそれに答えてあげてください。十分に満たされれば、時間はかかるけど、だんだん泣かないように育っていきますよ。
-
最近の投稿
- (タイトルなし) 2024-07-02
- 横浜の印刷会社が韓国に乗っ取られ廃業へ 2024-06-10
- (タイトルなし) 2024-06-06
- https://ift.tt/cpEF0N2 2024-05-22
- 日韓の伝統あるバスケ交流戦に旭日旗が登場? 韓国メディアが「相手をないがしろにする行為」と批判 2024年5月21日(火) 16時0分 https://ift.tt/XOGpIdA 2024年5月21日、韓国・JUMPBALLはこのほど「日韓の伝統ある交流戦に旭日旗を連想させる旗が掲げられ、ひんしゅくを買っている」と伝えた。 (中略) 「旗は日本メディアの朝日新聞のもので、朝日新聞は李相佰盃のスポンサー企業とみられる」 (以下略) 2024-05-22
最近のコメント
カテゴリー
アーカイブ