意外に思われるかもしれないが、現役社会人時代の団塊世代は、結構多くの人が自民党を支持していた。団塊世代に支持された自民党は、公共事業による土建バラマキを行った。この土建バラマキは、現役世代である団塊世代にとって、ダイレクトに雇用創出、所得増加へとつながっていった。

 ところが、自分たちの引退が近づくと、団塊世代は土建バラマキを批判し、「そんなムダなカネがあるなら福祉を充実させろ」と言い出した。引退すれば、土建バラマキのうま味は減る。将来世代のための社会資本整備なんか知ったことではない。年金、医療、介護のためのカネをいかに政治的に自分たちにたぐり寄せるか。それが団塊世代の最大関心事となり、現在もそのための政治闘争(事業仕分け、消費税増税という名の福祉バラマキ)は続いている。

団塊世代の利己的合理主義(宮島理) – BLOGOS(ブロゴス) (via irregular-expression)

(via tkdsngn)