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なぜならば、モールができたのは、中心街が崩壊した「あと」だからである。丸井が撤退し、西武が撤退し、ニチイが破綻し、地元の百貨店がつぶれ、シャッター商店街化が進んだのは、90年代半ばのバブル崩壊期から2000年代頭にかけて。イオンが進出したのは、2004年以降なのだ。駅前商業拠点が崩壊し、人口80万人の浜松市民の消費需要が宙に浮いたとき、その需要を満たすかたちで、登場したのが郊外モールという順番。
郊外ショッピングモールが駅前をつぶしたのではない。駅前がつぶれたから、郊外ショッピングモールができたのだ。
ところが面白いことに、「郊外モールが駅前をつぶした」と信じている何人もの浜松市民に私は会っている。そう、外部の取材不足のメディアのみならず、なんと地元のひとまでもが、いつのまにか、つくられた安直な物語をいつのまにか信じてしまっているのである。
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– ショッピングモールが商店街を潰したというのはウソ?「地方」の真相を読み解くための1冊 | オールナイトニッポン Gold Club (via umedaerika)
(via tkdsngn)