“沖縄県民は平均寿命が高いことで知られているが、これは現在既に高齢者となっている、沖縄の伝統的な食文化で育った70代以上の年齢層が平均を上げているもので、アメリカ軍の占領によって、アメリカ式食生活が普及しだした後に生まれた50代以下の平均余命は逆に全国各県の平均を大きく下回っており、それ以上の年代との明らかな格差が見られている。また豚肉をよく食べるようになったのも実は戦後のことであり、戦前にはハレの日のごちそうとして年に何度か食膳に上る程度で、一般家庭の日常食は芋や野菜を中心とした質素な粗食であったという。
同様の例が、沖縄県から世界各地、特にハワイや南北アメリカ大陸など肉食が多いの地域への移民の間にも見られ、高齢の沖縄系移民における生活習慣病発症率が、その土地の平均より低めである事が多い。
これらの統計からも、旧来の沖縄料理が長寿食として計り知れない影響力を持つ、琉球方言での名の通り「ぬちぐすい」(命の薬)であると同時に、ファーストフードに代表される戦後世代のアメリカ化した食生活の危険性を浮き彫りにするものであると言えよう。”

沖縄料理 – Wikipedia (via homest)

(via tkdsngn)