“また、日本の数値を高くみせるために、いろいろなトリックが仕込まれている(※2)。

たとえば、ベラルーシの飲み物の基準が10ベクレルになっているが、これは水道水の話で、牛乳の基準値は100ベクレルだ。つまり、牛乳と水道水を「飲み物」としてごちゃ混ぜにし、高いほうの数値を隠して低いほうの数値だけを書いている

また、ベラルーシの食べ物(子供)を37ベクレルとしているが、これはベビーフードの基準だ。ベビーフードも食べ物には違いないと言われれば、まったくの嘘とも言えなくなるが、限りなく詐欺に近い

さらに、WHOの水の基準を10ベクレルとしているが、WHOでは、「これらは、環境中に放射性核種が放出されているような、緊急時で汚染を受けている水供給に適用されるものではない。」としていて、原発事故のときに適用してはならない数値だ。

WHOの文書では、原発事故時にはIAEAの基準を使うように書かれており、それを見るとセシウム137の基準は2000ベクレル/Kgと、日本の暫定基準の10倍だ。

一番大きな問題は、各国の平常時の基準値と緊急時の日本の暫定基準を比較している点だ。チェルノブイリ原発事故直後のベラルーシの基準は日本よりかなり高かったのだ(※3)。

最初に挙げた図は、「放射能について正しく学ぼう」というサイトのものだが、このように、サイトのタイトルとは大きくかけ離れた内容なので注意してほしい。”

「世界もおどろく日本の基準値2000ベクレル」にだまされるな | 放射線が目にしみる (via otsune)

(via tkdsngn)